2014年9月17日水曜日

私の署名・林下人のこと

林下人について

りんかじん
天下人ほど大物でもなく
地下人程でもなく、中流の隠居人と。

書の世界では「終年林下人」として、
この世を終えるまで山林の中にくらす人。世捨て人。風流を楽しむ人のこと。【劉禹錫】として、出てきます。

勤めを辞め、隠居して、世間とは縁を断って。気ままにと。
でも昔の人霊徹さんは韋丹さんに

年老心閉無外事    
麻衣草坐亦容身    
相逢尽道休官法    
林下何曽見一人  と。

幾ら山の中。林の下で暮らしていてもままなりませんと。

林下人を使用し始めて7年経過、
始めの頃は幾らググっても出てくることは無かったが、
今では林下さんが居られるようで。

用語として使用されていたのは
皆木和義さんの武蔵の小説の中でぐらい。

でも先日川端康成氏が東山魁夷さんに送られた書が
岡崎美術館に「山上林下人」と出ていました。昭和47年頃のことと。
本物は何時も何処に置いて有るのでしょうね?

林下人は一般名詞で、固有名詞ではありません。

甲骨文字




6 件のコメント:

  1. 漢詩 ♪ 注釈無くしては読みとれません(涙)
    1時間は遊ばせて頂きましたo(^_^)o
    答韋丹 霊徹さんの9月16日の随想とは❗️
    本当に何でも出て来るのですね。
    眠ってばかりの脳に刺激を有難う御座いました。

    返信削除
  2. ち~ちゃん2014年9月18日 23:02

    ご自分のハンドルネームのことでこれだけのことが書けるのですね。
    私(たち)とは次元が違いすぎてコメントの書きようが・・・・・。

    返信削除
  3. ハンドルネームの林下人って何となく想像してたけどち~ちゃんのコメント通りです。
    漢文も少しは習ったけど卒業時にお返ししてきましたし、、、、、、

    返信削除
  4. 林下人さんのハンドルネームの意味の奥深さに感嘆致しました。
       (漢文を調べてみました。)
    私のハンドルネームは単純そのものの思いつきです。

    返信削除
  5. ハンドルネームも考えてみれば本人を表す名前ですね。
    私は簡単に分かりやすく~覚えやすく~
    勉強をもっとしておけば良かった(-_-)遅いですね!

    返信削除
  6. 何となく想像はしていましたが無学の者にはなかなか・・・・。ネームの意味の深さに驚きました。
    思いつきではいけませんね。

    返信削除

コメント有難う御座いました。