2012年6月3日日曜日

うつぎ



卯の花が匂い、鶯も泣いているが、
不如帰が山で鳴いている。
ウツギとは中が空洞(うっとん)の木の事のようで。

卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす
              佐保の山辺に 来鳴き響もす

大伴家持 万葉集 巻8-1477
その昔から、卯の花と不如帰は愛でられていたようです。


「卯の花や くらき柳の及(および)ごし」 芭蕉
とも時代は下がっても詠まれています。

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先日は、太陽――月――地球と一直線に並んだが
明後日には、太陽――地球――月と並んで
月食が起きる。
月の大きさも先月程ではないが、少しは楽しめることでしょう。

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6 件のコメント:

  1. 昨日ご近所から「みやま(深山?)空木」の枝を頂き活けました。真っ白が今の季節には清々しいですね。

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  2. ゆうらぎ橋2012年6月5日 20:39

    真っ白な花は清楚でいいですね。
    夕方の空も、お月さんもまん丸で大きく
    一番いい季節で気分も晴々です。

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  3. 咲き満ちて

       満天星の鈴  音もなし

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  4. 卯の花は私にとって特別な花。
    音痴な父が小学唱歌 夏はきぬを鏡の前でネクタイを絞めながらよく口ずさんでていたから
    卯の花の匂う垣根に、、、
    又暑い夏がやってきますね

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  5. 卯の花が咲き鶯が鳴き緑一色の大自然の中が
    私の散歩道です。

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  6. 「白いうつぎ」初めて見ました。綺麗ですね。「うつぎ」も図鑑を見るとずいぶん種類があるのですね。 我が家の卯の花は母が数十年前にさし木から育てた様です。

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コメント有難う御座いました。